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白熱電球

辞書:科学用語の基礎知識 工学系技術編 (NENGI)
読み:はくねつでんきゅう
品詞:名詞
2010/02/05 作成

いわゆる普通の電球で、ガラス球内に封入されたフィラメントを発光させる電球

由来

麦球から1000ワットを超える巨大な電球まで、様々なものがある。価格が安く、簡単に点灯するのも特徴である。

電球やそれに類するものは古くからあったが、これを最初に実用化したことで知られるのが1879(明治12)年のトーマス・エジソンである。エジソンは電球を実用化したが、発明者ではない。

トーマス・エジソンが初めて実用化した白熱電球のフィラメントには竹が使われていた。

特性

白熱電球は、暖かみのある光色を特徴とする光源である。

一個100円程度で購入できる安さも魅力である。

しかし出力の多くは赤外線で、可視光線は僅かである。出力に占める光の割合は、可視光線約10%、赤外線約72%で、残りは封入ガスの対流その他で消失する。

今後

エコロジーと称し、白熱電球の生産は次々と終了している。

メーカーが代替として提供しているのは、電球形蛍光灯やLED電球である。電球よりも高効率で省電力、かつ長寿命でありエコロジーだとする。しかし2010(平成22)年1月現在で、電球形蛍光灯は1,000円程度、LED電球は3,000円以上と高価で、白熱電球とは比較にならない。

安い電球では売っても儲からないので、エコという理由を付けて高いものを売りつけようという魂胆もあるのだろう。

種類

フィラメント

古くは竹がフィラメントに使われ、特に京都八幡男山の竹が良いとされ、輸出されていた。竹を炭化したものがフィラメントとなった。

その後は、タングステンなどの金属フィラメントに移行し、今に至る。

封入ガスによる分類

フィラメントが燃えないようにするため、酸素以外のガスが封入される。

  • 真空電球 ‐ 真空管のように、中を真空にした電球。最初に実用化されたもの
  • アルゴン電球 ‐ アルゴンを封入した電球。現在の主流である
  • クリプトン電球 ‐ クリプトンを封入した電球。アルゴン電球より長寿命
  • キセノン電球 ‐ キセノンを封入した電球。クリプトン電球より長寿命
  • ハロゲン電球 ‐ ハロゲンを封入した電球。シャンデリア等で使う

形状

電球の品番は「LW100V36W」のように書かれ、頭の英文字が形状や種類を表わしている。

  • 一般電球
    • L ‐ 透明型(クリア)
    • LH ‐ 半コーティング(セミホワイト)
    • LW ‐ 白色塗装(ホワイト)
  • レフランプ(反射形白熱電球)
    • RF ‐ 散光形
    • RS ‐ 集光形
  • ボール電球
    • GC ‐ 透明型(クリア)
    • GW ‐ 白色塗装(ホワイト)
  • ビーム球
    • BF/BRF ‐ 散光形
    • BS/BRS ‐ 集光形
    • CRF ‐ 散光形(クールビーム)
    • CRS ‐ 集光形(クールビーム)
  • コンパクト
    • KR ‐ クリプトン球

口金

電球の接点部分を口金といい、この直径も様々ある。ソケットの径にあったものを購入しないと使えないが、口金変換アダプターというものも市販されている。

様々なものがあるが、電灯用は一般にEから始まる記号で表示されている。

  • E10(10mm)
  • E11(11mm) ハロゲン電球などに多い
  • E12(12mm) 常夜灯など
  • E17(17mm) クリプトン電球、ボール電球、電球形蛍光灯などに多い
  • E26(26mm) 一般的な白熱電球
  • E39(39mm) 高圧ナトリウムランプ等の大型球用

乗用車用ランプその他で使われるものは次の通り。

消費電力

概ね、消費電力と明るさは比例することから、明るさの目安としてワット数が示されている。

現在は省エネなどの工夫により、表示されているW型と、実際の消費電力は一致しない。

製品ラインナップとしてよく見かけられるのは次の通り。どの種別を提供するかは、電球の種類によって様々である。

  • 20W型
  • 25W型
  • 30W型
  • 40W型
  • 50W型
  • 60W型
  • 75W型
  • 100W型
  • 150W型
  • 200W型
  • 300W型
  • 500W型
用語の所属
光源
電球

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