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電線

辞書:科学用語の基礎知識 電力編 (NPOW)
読み:でんせん
外語:electric wire 英語
品詞:名詞
2004/07/30 作成
2016/10/16 更新

電流を導く金属製の線。

単に電流を流す金属部分(導体)のみでは漏電したり短絡したりと良いことがないので、通常はその電線(これを芯線という)の周囲を絶縁体の被覆で取り巻いている。

被覆が無いものを裸電線、被覆があるものを絶縁電線という。

裸電線

裸電線は被覆がない。このため、接触あるいは接近するだけで感電する。

これは、そもそも生半可な絶縁体では全く意味が無い超高圧送電線のようなもので用いられる。こういったものは「空気」が絶縁体となっており、他の物体と一定以上の距離を確保するため高所に設置される。高圧送電線は、錆びに強く強度も高く軽量という条件を満たすアルミニウム製である。

また接触によって受電可能にするため、電車などの架線も裸電線である。架線にパンタグラフを接触させることで、電車に給電する。

絶縁電線

家庭用の電化製品などは、電線と称されるものはみなビニールなどの被覆によって保護され、触っても感電しないようになっている。こういったものを、絶縁電線という。

絶縁電線などを、さらに電気的および機械的に強化し、電力搬送に適したものにしたものを、電力ケーブルという。

例えば、電柱の間を架空で渡されている電線のうち、一番上に三本あるのが高圧線と呼ばれる6600V三相交流配電線である。近年の配電線は絶縁被覆されているので、きちんと絶縁されているのであれば触っても感電することはない。しかし大昔は裸電線であったので、接触すると感電した。

元々配電線は電柱の一番高いところに配線されるため触れる機会は滅多に無いが、現在では、ビル建設などでの高所作業の際に誤って接触する可能性も増えてきたため、安全性向上のため絶縁被覆されるようになった。

街路樹などが大きく育ち、電線に接触している光景などを見ることもある。安全のため伐採や枝の剪定などをすることもあるが、このように絶縁被覆されている電線であれば、木が接触していたとしても、感電して木が燃え出すということはほぼ無い。

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