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水素と窒素からなり、鼻にツンと来る特有の刺激臭を有する無機物。日本では、宛字で「安母尼亜」とも書く。
工業的には500℃ 200気圧程度の高温・高圧下、触媒を用いてN2+3H2→2NH3(ハーバー・ボッシュ法)の直接反応で製造され、肥料、合成樹脂、接着剤、薬品用の尿素などの製造用途に利用されている。
日本の場合、工業的には石油プラントの近傍で作られる。
アンモニアは水素と窒素からできている。石油プラントでは天然ガスや石炭、オフガス(石油の精製過程で生じる副産物)を燃やしているが、ここで石油系ガスの蒸気に含まれる水素を分離し、かつ空気中に大量に含まれる窒素と合わせてアンモニアを合成する。
なおこのアンモニアの殆どは出荷用ではなく、同じプラント内で尿素や硫酸アンモニウムなど他の基礎原料を作る材料となっている。
アンモニアを自在に合成できるようになったことで、食料の安定供給が可能となり、文明は大きく発展することになった。
合成に高温・高圧を用いるのは、窒素(N2)の強い三重結合を切る必要があるためである。このため合成に要するエネルギーは膨大であり、また巨大な設備(合成プラント)も必要である。このためにアンモニア製造は石油プラントに併設されることが多い。
しかし他に方法が無いため一世紀にわたりこの手法が用いられて来たが、東京工業大学 元素戦略研究センターは、C12A7エレクトライドとする物質を用いて、350℃ 1気圧での合成を可能とする技術を開発した。
この技術を利用するとアンモニア合成設備は小型化が可能で、必要な場所で作って使うことも可能となるため、実用化に向けて更なる研究をするとしている。
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