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PCI

辞書:電算用語の基礎知識 計算機バス装置編 (TCPERIB)
読み:ピースィーアイ
外語:PCI: Peripheral Component Interconnect 英語
品詞:固有名詞
1998/09/01 作成
2013/02/16 更新

Intelが提唱し、現在はPCI SIG(PCI Special Interest Group)が管理しているアーキテクチャーの名。PC/AT互換機用としては、第二世代拡張スロットの一つである。

シェア

従来のISAバス(第一世代)に代わり提唱された高速バス規格の一つで、その後主流となった。現在、パソコンでPCIのシェアは100%であり、必ずどこかでPCIが使われている。

内部バス

拡張スロットとして目で見ることができるが、PCIは拡張スロットのみならず、コンピューターの内部バスとしても使われている仕様である。

かつてはチップセットのノースブリッジサウスブリッジの接続にも使われていた。

仕様差

拡張スロットという視点でPCIを見た時、仕様は大きく3バージョン(PCI 1.0、PCI 2.x、PCI 3.0)あり、次の要素が仕様差としてある。

  • バス幅(32ビット、64ビット)
  • 速度(33MHz、66MHz)
  • 電圧(5V3.3V)

速度

PCIのバス速度は33MHzと66MHzの選択だが、通常使われる32ビットPCIは33MHzが標準である。また64ビットPCIでは66MHzが標準である。

PCIの転送速度は、32ビット33MHzの通常のもの(俗称3233)で最大133Mバイト/秒(115Mバイト/cBeat)である。

64ビットの66MHzのもの(俗称6466)では従来の4倍の最大533Mバイト/秒(461Mバイト/cBeat)である。

64ビット

元々は32ビットのバスであったが、PCI 2.0規格より64ビットバスの規格も盛り込まれた。

これは従来のPCIバス124ピンコネクターに、64ピン分のコネクターを継ぎ足す格好で拡張されている。PCIはアドレスバスデータバス時分割で行なわれており、追加された64ピンのうち、32ピンをアドレスとデータバスに使い、残りの32ピンは各種の信号に使われている。

電圧

PCIには5Vと3.3Vのものがあり、切り欠きの位置で電圧が決まっている。

カード側
カード側

スロット側
スロット側

64ビットPCIの場合は追加コネクターとの境の切り欠きがあるが、標準コネクター部分で、50-51番に切り欠きがあるのが5V用、12-13番に切り欠きがあるのが3.3V用で、両方に切り欠きがあるカードは5Vと3.3V両対応のカード(ユニバーサルカード)である。

32ビットと64ビットのPCI
32ビットと64ビットのPCI

2004(平成16)年現在、PCIとして最も普及しているのはPCI 2.2規格のものであった。この後継のPCI 2.3からは遂に5Vのカードは廃止となる。但しマザーボード側での5Vサポートは互換性の面から維持される。

そして後継のPCI 3.0からは完全に5Vが排除され、PCIは完全に3.3Vを前提としたものとなる。

関連スロット

特殊なもの

PCIの特殊なもの(非公式含む)には、次のようなものがある。

ピン配列

スロットは、大きく5Vと3.3Vとで分かれる。

両者の違いはI/Oに使われる信号IOPWRの電圧(計5ピン)で、3.3V系PCIならこれが3.3Vになる。なお、この場合でも電源としての±12Vと+5Vは変わらず供給されている。

基板と端子は両面あるが、部品面をB面、はんだ面をA面という。

最後に#が付く信号は、負論理信号を表わす。

ピンB面A面
 5V3.3V5V3.3V
1−12VTRST#
2TCK+12V
3GNDTMS
4TDOTDI
5+5V+5V
6+5VINTA#
7INTB#INTC#
8INTD#+5V
9PRSNT1#RESERVED
10RESERVEDIOPWR
11PRSNT2#RESERVED
12GNDKEYWAYGNDKEYWAY
13GNDKEYWAYGNDKEYWAY
14RESERVED3.3Vaux
15GNDRST#
16CLKIOPWR
17GNDGNT#
18REQ#GND
19IOPWRPME#
20AD31AD30
21AD29+3.3V
22GNDAD28
23AD27AD26
24AD25GND
25+3.3VAD24
26C/BE[3]#IDSEL
27AD23+3.3V
28GNDAD22
29AD21AD20
30AD19GND
31+3.3VAD18
32AD17AD16
33C/BE[2]#+3.3V
34GNDFRAME#
35IRDY#GND
363.3VTRDY#
37DEVSEL#GND
38GNDSTOP#
39LOCK#+3.3V
40PERR#SMBCLK/SDONE
41+3.3VSMBDAT/SBO#
42SERR#GND
43+3.3VPAR
44C/BE[1]#AD15
45AD14+3.3V
46GNDAD13
47AD12AD11
48AD10GND
49GNDM66ENAD09
50KEYWAYGNDKEYWAYGND
51KEYWAYGNDKEYWAYGND
52AD08C/BE[0]# 
53AD07+3.3V
54+3.3VAD06
55AD05AD04
56AD03GND
57GNDAD02
58AD01AD00
59IOPWRIOPWR
60ACK64#REQ64#
61+5V+5V
62+5V+5V

A40/A41の2ピンは、もともとはキャッシュスヌープ用の信号(SDONE/SBO#)として定義されていた。しかし殆ど使われていなかったためPCI 2.2で仕様が削除され、PCI 2.3からはSMBus信号線(SMBCLK/SMBDAT)として再利用されている。

B49のM66ENは、66MHz対応の判定に用いる信号ピンである。未対応のPCIカードやマザーボードは、これをGNDに接続する(接地する)。66MHz対応のマザーボードは、66MHz有効時にこのピンをプルアップする。

関連するリンク
PCI SIG
用語の所属
バス
関連する用語
PCI Express
AGP
PCIチップセット
ISA
EISA
MCA
Cバス
PCMCIA

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