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プロピオン酸

辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・脂肪酸編 (NSUBNAF)
読み:プロピオンさん
外語:propionic acid 英語 , propanoic acid 英語 , 丙酸 支那語(大陸・台湾)
品詞:名詞
2002/10/21 作成
2007/02/20 更新

有機酸(カルボン酸)の一つで、炭素数3の飽和脂肪酸。飽和脂肪族モノカルボン酸。中程度の強酸

乳酸水酸基(OH)がHに置き換わっただけの物質で、非常に構造が似ているが、人間の嗅覚はこれをかなり違う臭いとして認識する。

  • 組成式: C3H6O2
  • 構造式: CH3CH2COOH
  • 分子量: 74.1
  • 比重: 0.99 (水=1)
  • 融点: −21℃
  • 沸点: 141℃
  • CAS番号: 79-09-4
  • ICSC番号: 0806
  • 化学名: プロピオン酸はIUPAC名で、CASはプロパン酸(propanoic acid)と呼ぶ。

プロピオン酸
プロピオン酸

常温常圧では油状の無色の液体で、独特の刺激臭がある。

誘導体、関連物質の例

人間では、腸内細菌の腸内醱酵によって酢酸やプロピオン酸が生成されている。これにより腸内のpHを下げることで、病原菌の増殖の抑制や、カルシウム吸収の促進などに働くことが知られる。

安全性

塩基、強酸化剤、アミンと反応し、火災や爆発を起こす危険がある。

多くの金属を侵し、水素を発生させる。

法規制など

危険性

  • 引火点: 54℃(密閉式)、57℃(解放式)
  • 発火点: 485℃
  • 爆発限界: 2.1〜12 vol%(空気中)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: 眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: 水生生物に対して毒性がある

特定悪臭物質

特定悪臭物質に認定されており、「刺激的な酸っぱいにおい」であるとされている。

食品添加物

香料保存料として使用できる食品添加物でもあるが、独特の香気のためあまり使われていない。

工業面

工業面では、脂肪酸製造工場や染色工場などで大量発生する。

関連するリンク
ICSC 国際化学物質安全性カード
用語の所属
カルボン酸
特定悪臭物質
関連する物質
乳酸
関連する用語
プロピル基
水酸基

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