反水素

読み:はん・すいそ
外語:Antihydrogen 英語
品詞:名詞

反粒子で作られる反元素の一つ。

目次

基本情報

一般情報

原子情報

  • 原子量: ? (水素と同じと推定)
  • 電子配置: ?
  • 電子殻: ?
  • 原子価: ?
  • 酸化数: ?

物理特性

同位体

通常の水素のように、次のような同位体が想定される。

  • 1H (反軽水素・アンチプロチウム)
  • 2H (反重水素・アンチデュテリウム、Dとも書く)
  • 3H (反三重水素・アンチトリチウム、Tとも書く)

通常のものは、通常の水素と同様に、質量数−1の最も単純なもので、反陽子1個と陽電子1個から構成される。

反水素は反物質であり、反陽子と陽電子で構成される。

加速器を用いて反陽子と陽電子を作ることができ、互いを混合すると反水素を作ることができる。但しそのままでは物質と衝突して対消滅してしまうので生成に於いては高真空が要求され、かつ加速器にぶつからないように磁気トラップで反原子をトラップする必要がある。

長く、反元素で作られているのは質量数−1の1Hのみだったが、2011(平成23)年、ついに反ヘリウム(4He)の合成にも成功した。また、理論上はDTもありうる。しかし、これらは1Hの生成より遥かに難しい。

2010(平成22)年11月に、CERNが38個の反水素原子を0.2秒閉じこめることに成功した。2011(平成23)年には、東京大学や理化学研究所がCERNの研究チームに参加し、同じ装置を使った実験で反水素原子を1000秒(1157cBeat)間に渡って閉じ込めることに成功させた。

用語の所属
反粒子
反物質
関連する用語
反陽子
陽電子

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