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胡椒

辞書:科学用語の基礎知識 生物名・植物編 (BBNP)
読み:こしょう
外語:pepper 英語 , pipr/o エスペラント , Piper nigrum 学名
品詞:名詞
2005/07/01 作成
2013/04/20 更新

コショウ科コショウ属の熱帯性の常縁蔓性低木。および、その実から作った香辛料。原産地はインドのマラバル地方(ケーララ州)とされている。

分類

▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

旧階層

古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

  • 門: モクレン門 Magnoliophyta
  • 綱: モクレン綱 Magnoliopsida
  • 亜綱: モクレン亜綱 Magnoliidae
  • 目: コショウ目 Piperales
  • 科: コショウ科 Piperaceae

種類

そもそも胡椒の実は、収穫時は緑であり、それが赤く熟す。実を乾燥させると黒くなる。

つまり同じ植物だが、収穫時期や製法により、胡椒の実は幾つかに分類される。

以下は、類似の別種の実が使われている。

ピンクペッパーは定義がなく、様々なものがある。

人気

爽やかな香りと鋭い辛味を特徴とする。

香辛料としては生産量ならびに消費量ともに第一位であり、料理には欠かせない香辛料の王様と称される。唐辛子、辛子(マスタード)と並んで世界三大香辛料のひとつとされ、また、クローブ(丁子)、ナツメグ(肉荳蒄)と並んで三大香料の一つともされている。

成分

辛味の主成分はピペリン、香りの主成分はモノテルペン

胡椒の辛味と香気成分は皮にあり、種の部分には香気成分がない。

加工

特に黒胡椒(ブラックペッパー)は用途が広く、様々な形で使われる。

  • ホール (粒全形、切っていない丸ごとであるもの)
  • 四つ割 (粗めに砕いたもの)
  • 八つ割 (粗めに砕いたもの)
  • あらびき (粗く挽いたもの)
  • グラインド (挽いたもの)
  • パウダー (粉末にしたもの)

産地

順不同。名前があるものは、産地にぶら下げて記載する。

  • インド
    • マラバル胡椒
    • テリチリ胡椒(テリチェリー胡椒)
    • アレッピー胡椒
    • マンガロール胡椒
  • インドネシア共和国
    • ランポン胡椒
    • ムントク胡椒
  • マレーシア
    • サラワク胡椒 (ボルネオ島産)
  • ブラジル連邦共和国
    • ブラジル胡椒

上記が主要な産地であり、以下、次のような地域でも作られている。

  • スリランカ民主社会主義共和国
  • カンボジア
    • カンポットぺパー (カンポット地方産)

日本に輸入されているものは、その殆どが、マレーシア・サラワク州(カリマンタン島北部)で作られたサラワク胡椒である。

マイナーだが、カンボジアはフルーティーな香りと辛味を持った高級胡椒の産地として、胡椒マニアの間では有名である。

メーカー

日本では、東日本はS&B(本社東京)、西日本はハウス食品(本社大阪)の製品がスーパーマーケットによく並んでいる。

GABANブランドの香辛料もよく見かけるが、胡椒についてはハウス食品のOEMである。

用語の所属
香辛料

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