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フィンランド共和国

辞書:国土用語の基礎知識 世界地理編 (EGW)
読み:フィンランドきょうわこく
外語:Republic of Finland 英語 , Suomen tasavalta フィン語 , Republiken Finland スウェーデン語 , Finland/o エスペラント
品詞:国
2012/09/15 作成

北ヨーロッパ(北欧)にある共和国。

基礎情報

一般情報

  • 地域: 北ヨーロッパ
  • 面積: 33.8万km² (日本よりやや小さい)
  • 人口: 約540万人 (2011(平成23)年末)
  • 首都: ヘルシンキ
  • 人種: フィン人(90%以上)、その他、スウェーデン人、サーミ人、ロマ人など
  • 言語: フィンランド語、スウェーデン語 (2言語が公用語)
  • 宗教: フィンランド福音ルーテル教会(約80%)、フィンランド正教会(約1%) (2教会が国教)
  • 独立日: 1917(大正6)年 (ロシアより)
  • 建国日: (不明)
  • 国祭日: (不明)
  • 時間帯: UTC+2 (日本との時差は−7時間)、サマータイムあり

象徴

  • 国旗: 白地に青の十字
  • 国歌: 我等の地 (フィンランド語Maamme、スウェーデン語Vårt land)
  • 国花: 鈴蘭(すずらん)

通信

電気

政情、内政

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  • 政体: 共和制
  • 元首: 大統領
    • 大統領: サウリ・ニーニスト大統領 (2012(平成24)年3月就任、任期6年)
  • 議会: 一院制(任期4年) 200議席
  • 政府
    • 首相: ユルキ・カタイネン(国民連合党) (2011(平成23)年6月就任)
    • 外相: エルッキ・トゥオミオヤ(社会民主党) (2011(平成23)年6月就任)
  • 内政: 2012(平成24)年2月の大統領選挙では、国民連合党のサウリがグリーン党のハーヴィストを破った。

外交、防衛

  • 外交: (不明)
  • 軍事力
    • 予算: 約25.20億ユーロ(2012(平成24)年予算)
    • 兵役: 徴兵制
      • 18歳以上の男子 (兵役期間は6〜12ヵ月) (予備役の上限は60歳)
      • 女子は志願制
    • 兵力: 陸16,000人、海3,500人、空2,750人 (ミリタリーバランス2011)

経済

  • 主要産業: 金属機械、電子電気機器製造(携帯電話等)、紙・パルプ等木材関連
  • GDP
    • 名目: 2,666億ドル (2011(平成23)年、IMF)
    • 一人あたり: 49,350ドル (date2011年};、IMF)
  • 通貨: ユーロ (元通貨はフィンランド・マルッカ(FIM))

沿革

  • 1323(元亨3)年: スウェーデンの一部となる
  • 1809(文化6)年: スウェーデン、フィンランドをロシアに割譲
  • 1917(大正6)年: ロシアより独立、フィンランド共和国
  • 1955(昭和30)年: 国連加盟
  • 1986(昭和61)年: EFTA(欧州自由貿易連合)正式加盟
  • 1995(平成7)年: EU(欧州連合)加盟
  • 1999(平成11)年: EMU(欧州通貨同盟)加盟
  • 2002(平成14)年: ユーロ導入

歴史概要

冬戦争、継続戦争と二度にわたるソ連との戦争を経て、現在は独立を確保している。

生活習慣

北国であるため気温は低い。服装はカジュアルな洋服が主である。

チップの習慣はない。

治安など

治安は安定しているが、EU加盟後は他国から犯罪者が流入、置き引きや窃盗などが増えた。

夜中の一人歩きは危険とされている。

時差

UTC+2が採用されている。サマータイム(夏時間)がある。

日本との時差は7時間。夏時間の季節は6時間。

日本との関係

親日国の一つである。

文化

日本でも良く知られる、様々な文化発祥の地である。

  • 「ムーミン」(トーヴェ・ヤンソン作)
  • シベリウス作曲の交響曲「フィンランディア」
  • サウナ発祥の地
  • サンタクロースの国
  • Ievan Polkka

名産品

  • サルミアッキ (フィンランド人が愛食する世界一不味い飴)
  • トーゴービール (ある種の誤解から生じた品)

署名人、グループ

以下は著している時点での情報であるが、予告無く変更される可能性があるため、最新の情報は別途確認すること。

旅券と査証

入国に際して、次のものが必要である。

  • 残存期間が出国時3ヶ月以上の旅券 (シェンゲン協定)
  • 査証 (90日を超える場合)

査証は短期の旅行では不要。出国用航空券なども特に求められていない。

空路

旅客サービス料(空港使用料)は、ヘルシンキでは、国際線出発が10.27ユーロ、国際線乗継が5.31ユーロ、国内線出発が6.77ユーロである。

この他の空港でも、保安料や通行料などが必要である。

本数は少ないが、日本との直行便がある。フィンエアー(Finnair)が、成田国際空港関西国際空港、中部国際空港の各空港からヘルシンキまでの直行便を運航している。所要時間は約9時間半。

国際電話

日本→フィンランド

00xx (※1) ‐ 010 (国際電話識別番号) ‐ 358 (フィンランドの国番号) ‐ 相手国内の電話番号(市外局番の最初の0は取る)

※1 国際電話サービスの事業者識別番号マイライン/マイラインプラスに登録した固定電話や、WILLCOMなどでは不要。

現状では、次のいずれかが使われる。

フィンランド→日本

00、990、994、999のどれか (国際電話識別番号) ‐ 81 (日本の国番号) ‐ xx (0を除いた市外局番 ※1) ‐ xxx ‐ xxxx (日本国内の電話番号)

※1 東京なら3、大阪なら6、携帯電話なら90または80。

連絡・通報

  • 警察署: TEL 112
  • 消防署: TEL 112
  • 救急車: TEL 112

バルト海の向こう

  • エストニア共和国
  • ラトビア共和国
  • リトアニア共和国
  • ポーランド共和国
  • ドイツ連邦共和国
関連するリンク
外務省 フィンランド共和国
用語の所属
ヨーロッパ
FI
関連する用語
フィンランド航空
フィンたん

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