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ヘロイン

辞書:科学用語の基礎知識 薬学・精神薬編 (BPHARM)
読み:ヘロイン
外語:heroine 英語 , heroin 英語 , 海洛因 支那語(大陸・台湾) , heroin/o エスペラント
品詞:名詞
2001/04/01 作成
2007/04/11 更新

科学用語の基礎知識・非合法薬物情報

国内法では非合法または近日非合法化される物質です。

本項目は、情報の提供のみを目的としています。免責事項もご覧ください。

麻薬の一つで、日本でも有名なものの一つ。

以下は、主成分の塩酸ジアセチルモルヒネについて述べる。

  • 組成式: C21H23NO5·HCl
  • 分子量: 369.42
  • 比重: (該当資料なし)
  • 融点: 272℃〜274℃
  • 沸点: (該当資料なし)
  • CAS番号: 561-27-3
  • 化学名: Diacetylmorphine Hydrochloride

ヘロイン
ヘロイン

純度が高いものは白色だが、純度の低いものは灰色や灰褐色のものもある。粉末状結晶のほか、棒状、板状、粒状に加工されているものもある。

誘導体、関連物質の例

ヘロインはモルヒネに無水酢酸を加えた半合成ドラッグである。

イギリスの化学者・薬剤師Charles Robert Alder Wright(アルダー・ライト)により、モルヒネの効果を倍増させる目的で合成された。

安全性

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

特徴

通常のモルヒネが血液脳関門を2%しか通過できないのに対し、ヘロインはアセチル基によって脂質に溶けやすくなったため、65%も血液脳関門を通過できる。それだけにモルヒネよりも強い効果が得られる。

痛覚を抑制する効果があり、麻酔剤や鎮痛剤として用いることがある。えもいわれぬ多幸感を味わうことができ、やめられなくなるらしい。但し、使用当初は猛烈な吐き気や体の痒みなどが起こるといわれる。

鼻孔吸入が主で、投与から数秒で効果が現われる。また、煙草マリフアナと一緒に喫煙したり、静脈注射、経口での利用もある。経口利用の場合は習慣性や依存性は酒と大差無く、煙草より穏やかとされるが、静脈注射の場合、精神的な依存に陥りやすい。不純物の多いものだと身体的な危険もある。

副作用など

食欲減退、感覚の鈍化、吐き気などの副作用があり、耐性の上昇もある。

慢性中毒になると貧血や発熱、幻覚などが現われるようになり、強い禁断症状に見舞われるようになる。

イリーガル

ちなみに、アルミ箔等の上に置き下から火であぶって発生する煙を吸うことを「チェイシング・ザ・ドラゴン」、コーク(コカイン)やスピード(覚醒剤)などとの併用を「スピードボール」、フリーベース(クラック・コカイン)と併せて吸うことを「チェイシング&べーシング」という。

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