通信用語の基礎知識 IPv4
戻る
参加者募集中

白色矮星

辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体用語編 (USTLY)
読み:はくしょくわいせい
外語:white dwarf star 英語
品詞:名詞
2003/05/25 作成
2016/06/13 更新

高密度星の一種。太陽質量の3倍以下の質量を持った主系列星の成れの果て。

質量が太陽質量の0.6倍〜3倍程度の星が進化して赤色巨星となった際、膨張した外層が星の外へ流れ出し、中心部分のみが残ることがある。これが白色矮星である。

いずれ、太陽もこのようにして白色矮星になると考えられている。

また連星を構成している場合、もう一方の星に外層を取られ、中心核だけが残り白色矮星になる場合もある。

性質

絶対等級は+10〜+20等と暗く、HR図上では主系列星から離れた下方に位置する。

質量は太陽と同程度でありながら、大きさが地球程度となる。

白色矮星の最大質量は太陽の1.44倍(チャンドラセカール限界)で、それ以上のものは存在しない。これを超えると重力収縮により崩壊し中性子星となるか、重力崩壊を起こして爆発するかの何れかの末路を辿るとされる。

発光

自発発光

白色矮星は通常の恒星のように核融合などによるエネルギーは生成していない。星の内部の熱エネルギーのみで発光しており、やがて冷えて暗くなり黒色矮星となる。星は電子の縮退圧によって重力とバランスしている。

白色矮星が連星を構成している場合、伴星とともに新星変光星などの活動的な天体となることもある。

新星

白色矮星が連星系を形成し、白色矮星の重力によって相手の星から水素ガスなどを剥ぎ取る状況である場合、その水素ガスは白色矮星へと降り積もり、落下時の位置エネルギーや重力によって加熱される。これが一定の限界を超えたときに核融合を起こす。

通常の恒星の場合、核融合が活発化した場合は恒星自体が膨張してその速度を下げるという調整が働くことで比較的安定した反応を維持するが、白色矮星表面ではそのような調整は無く、核融合は簡単に暴走する。

こうして爆発を起こす現象を新星という。

超新星

白色矮星が連星系を形成し、かつ近接連星が大質量恒星であった場合、ガスを剥ぎ取る速度が激しくなり、短期間に大量のガスが白色矮星表面に降り積もることがある。

この場合、一気に激しい核融合が発生し、その爆発により白色矮星を吹き飛ばしてしまう。これをⅠ型超新星という。

用語の所属
天体
高密度星
DA
関連する用語
矮星
黒色矮星
褐色矮星
HR図

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.03 (16-May-2019)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club