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ベンゼン

辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・溶媒溶剤編 (NSUBNS)
読み:ベンゼン
外語:benzene 英語 , 支那語(大陸・台湾) , benzen/o エスペラント
品詞:名詞
2001/03/24 作成
2008/10/23 更新

合成化学原料の一つ。ベンゾール(JIS K 2435-92)ともいう。

ベンゼン
ベンゼン

製法

石油やコールタールを分留して得る。

誘導体、関連物質の例

ベンゼン環を持つ物質は数知れず、ここではその一例を紹介する。

揮発性が強く引火しやすい。

安全性

適用法令

  • 消防法(危険物の規制に関する政令)
    • 危険物 第四類(引火性液体) 第一石油類

危険性

  • 引火点: −11℃(密閉式) (ICSC、MSDS)
  • 発火点: 498℃(ICSC)、562.2℃(MSDS)
  • 爆発限界: 1.2〜8.0vol%(空気中) (ICSC)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: 眼、皮膚、気道を刺激する
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性:
      • ラットLD50(経口): 3,400mg/kg体重
      • ラット♂LD50(経口): 5,600mg/kg体重
      • マウスLD50(経口): 4,700mg/kg体重
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: 陽性。骨髄性白血病との因果関係が立証されている
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: 中枢神経系に影響を与える

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: 水生生物に対して毒性が非常に強い

用途

合成化学原料で、医薬・ 農薬・電材・工業用の合成原料となる。ベンゼンから、スチレンモノマー、フェノールナイロンなどを作る。

ベンジンとは違うので、誤ってシミ抜きに使用しないこと。

反応

安定で付加反応はおこりにくく、置換反応がおこりやすい。

但し、光を当てたり、高温にしたりすると付加反応を起こし、水素塩素と反応してシクロヘキサンやベンゼンヘキサクロリド(殺虫剤)になる。

酸化バナジウム(V2O5)を触媒として高温にすると、ベンゼン環自身が空気酸化されて開環し、無水マレイン酸となる。

安全性

毒性があり、多量に吸引すると頭痛、めまい、痙攣などの中毒症状を起こす。

強力な発がん性物質(急性白血病などを誘発)でもあるため、実験室では嫌われている。

有機化学の代名詞的存在で、特徴的な亀の甲型の分子構造(ベンゼン環)を持つ。

それまでの化学では想像もつかなかったベンゼンの環状構造を解き明かしたのは、ドイツの有機化学者ケクレである。

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