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塩素

辞書:科学用語の基礎知識 原子元素・名称編上 (NELEMN1)
読み:えんそ
外語:Cl: Chlorium 学名 , Chlorine 英語 , Chlor ドイツ語 , Chlore フランス語 , Cloro スペイン語 , Хлор ロシア語 , كلور アラビア語 , 支那語(大陸・台湾) , klor/o エスペラント
品詞:名詞
2001/05/06 作成
2012/10/08 更新

17族ハロゲン族に属する黄緑色の刺激性気体の典型非金属元素

基本情報

一般情報

原子情報

  • 原子量: 35.453(2)
  • 電子配置:
    • 1s2、2s2、2p6、3s2、3p5
    • [Ne]3s2、3p5
  • 電子殻: 2、8、7
  • 原子価: 1
  • 酸化数: −1、0、+1、+3、+5、+7

物理特性

単体ではCl2分子として存在する。

同位体

質量数は、28から51までが確認されており、その中に核異性体も存在する。安定同位体は二つある。

  • 35Cl
  • 37Cl
同位体核種天然存在比半減期崩壊崩壊後生成物
28Cl  陽子放射27S
29Cl  陽子放射28S
30Cl  陽子放射29S
31Cl  β+崩壊31S
32Cl  β+崩壊32S
33Cl  β+崩壊33S
34Cl  β+崩壊34S
34mCl  IT崩壊34Cl
35Cl75.77%安定核種(中性子数18)
36Cl308,000年β崩壊36Ar
EC崩壊36S
37Cl24.47%安定核種(中性子数20)
38Cl37.24分β崩壊38Ar
38mCl  IT崩壊38Cl
39Cl55.6分β崩壊39Ar
40Cl1.35分β崩壊40Ar
41Cl β崩壊41Ar
42Cl β崩壊42Ar
43Cl β崩壊43Ar
44Cl β崩壊44Ar
45Cl β崩壊45Ar
46Cl β崩壊46Ar
47Cl β崩壊47Ar
48Cl β崩壊48Ar
49Cl β崩壊49Ar
50Cl β崩壊50Ar
51Cl β崩壊51Ar

安定核種に対し、質量数が大きすぎるまたは小さすぎる場合は複雑な崩壊となり、質量数が小さいと陽子放射、大きいと中性子放射が同時に起こることがある。

殆ど全ての金属と化合する。猛毒で、漂白剤殺菌剤として広く使われている。

水溶性で、液性は酸性。水溶液強酸で、塩素の一部が水と反応し次亜塩素酸(HClO)となる。具体的には、以下の反応が起こるといわれている。これは塩基と激しく反応し、腐食性を示す。

Cl2+H2O→HCl+HClO

ヒトを含む殆どの生物に対して有毒だが、多くの生物にとって必須の元素でもある。

ヒトの場合、主に食塩から摂取され、成人では体内に約150gの塩素を持ち、これは胃液胃酸作りなどに使用される。

地球大気中の成層圏にあるオゾン層を破壊する主因も、この塩素である。

危険性

  • 引火点: 不燃性
  • 発火点: 不燃性
  • 爆発限界: 不燃性

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: 眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)
  • 規制値
    • 暴露許容濃度(TLV): 0.5ppm(TWA)、1ppm(STEL)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: 水生生物に対して毒性が非常に強い。

1774(安永3)年にスウェーデンのカール・ヴィルヘルム・シェーレ(Carl Wilhelm Scheele)が発見した。

化学名Chloriumは、気体の色が黄緑であるため、ギリシャ語で「黄緑色」を意味するχλωρός(chlōrós)から付けられた。

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