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硼素

辞書:科学用語の基礎知識 原子元素・名称編上 (NELEMN1)
読み:ほうそ
外語:B: Borium 学名 , Boron 英語 , Bor ドイツ語 , Bore フランス語 , Boro スペイン語 , Бор ロシア語 , بورون アラビア語 , 支那語(大陸・台湾) , bor/o エスペラント
品詞:名詞
2001/05/06 作成
2013/07/19 更新

13族に属する黒色でかつ金属光沢を持つ非金属元素。

「硼」の字が常用漢字から漏れたため、現在は「ホウ素」とも書く。化合物の日本語名は日本化学会の化合物命名法委員会によるものが正式だが、そこでは前述の理由により「ホウ素」となっている。

基本情報

一般情報

原子情報

  • 原子量: 10.811(7)
  • 電子配置:
    • 1s2、2s2、2p1
    • [He]2s2、2p1
  • 原子価: 3
  • 酸化数: 0、+3

物理特性

同位体

質量数は、6から21までが確認されている。安定同位体は二つある。

  • 10B
  • 11B
同位体核種天然存在比半減期崩壊崩壊後生成物
6B   
7B 陽子放射6Be
8B β崩壊/核分裂24He
β+崩壊8Be
9B770m秒陽子放射8Be
β+崩壊9Be
10B19.9%安定核種(中性子数5)
11B80.1%安定核種(中性子数6)
12B β崩壊12C
13B β崩壊13C
14B β崩壊14C
15B β崩壊15C
16B 中性子放射15B
17B β崩壊17C
18B 中性子放射17B
19B β崩壊18C
20B   
21B   

質量数が12以上になると複雑な崩壊をする。質量数12まではα崩壊、それを超えると中性子放射によって様々な質量数の崩壊後生成物を生じる。

半導体材料、ガラス原料、電気絶縁体などに使われる。

硼酸(ホウ酸)などが有名。

硼素は中性子をよく吸収する性質があり、原子炉制御棒材料としても使われている。

他に、一連のボラン化合物(例えば水素との化合物は普通の共有結合よりもエネルギーの低い1/2価などのB-H結合がある)や、水素化硼素リチウムLiBH4(LiAlH4と共に有機合成などでよく使われる還元剤の一つ)などいろいろあるが、単体では今ひとつ話題が無い。

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

1808(文化5)年にフランスのゲーリュサックとテナールが発見し、同じ年にイギリスのデービーが単離に成功した。

名前の由来は、原石の硼砂の英名 "borax" から。これはペルシャ語で「白い」を意味する "borak" を語源とする。

  • 三塩化硼素 (BCl3) (10294-34-5)
  • 三臭化硼素 (BBr3) (10294-33-4)
  • 三弗化硼素 (BF3) (7637-07-2)
  • ジボラン (B2H6) (19287-45-7)
  • 水素化硼素カリウム (KBH4) (13762-51-1)
  • 水素化硼素ナトリウム (NaBH4) (16940-66-2)
  • 水素化硼素リチウム (LiBH4) (16949-15-8)
  • デカボラン (B10H14) (17702-41-9)
  • 硼酸(ホウ酸) (H3BO3) (10043-35-3)
  • 窒化硼素 (BN) (10043-11-5)
用語の所属
元素
半金属元素
希少金属
関連する用語
硼酸
p型半導体

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