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ツリウム

辞書:科学用語の基礎知識 原子元素・名称編中 (NELEMN5)
読み:ツリウム
外語:Tm: Thulium 学名 , Thulium 英語 , Thulium ドイツ語 , Thulium フランス語 , Tulio スペイン語 , Тулий ロシア語 , ثليوم アラビア語 , 大陸簡体 , 台灣正體 , tuli/o エスペラント
品詞:名詞
2007/08/03 作成
2013/06/16 更新

銀白色の金属元素の一つ。

基本情報

一般情報

原子情報

  • 原子量: 168.93421(2)
  • 電子配置:
    • 1s2、2s2、2p6、3s2、3p6、3d10、4s2、4p6、4d10、4f13、5s2、5p6、6s2
    • [Xe]4f13、6s2
  • 原子価: 3
  • 酸化数: 0、+3

物理特性

同位体

質量数は、144から179までが確認されており、その中に核異性体も存在する。安定同位体は一つのみ。

  • (169Tm)

しかし、これは長寿命放射性同位体であると考えられている。

同位体核種天然存在比半減期崩壊崩壊後生成物
144Tm 陽子放出143Er
145Tm 陽子放出144Er
146Tm 陽子放出145Er
147Tm β+崩壊147Er
148Tm β+崩壊148Er
149Tm β+崩壊149Er
150Tm β+崩壊150Er
151Tm β+崩壊151Er
152Tm β+崩壊152Er
153Tm α崩壊149Ho
154Tm β+崩壊154Er
α崩壊150Ho
155Tm β+崩壊155Er
156Tm β+崩壊156Er
157Tm β+崩壊157Er
158Tm β+崩壊158Er
159Tm β+崩壊159Er
160Tm β+崩壊160Er
161Tm β+崩壊161Er
162Tm β+崩壊162Er
163Tm β+崩壊163Er
164Tm β+崩壊164Er
165Tm1.253日EC崩壊165Er
β+崩壊165Er
166Tm β+崩壊166Er
167Tm9.25日EC崩壊167Er
168Tm93.1日EC+β+崩壊168Er
β崩壊168Yb
169Tm100.00%安定核種(中性子数100)
170Tm128.6日β崩壊170Yb
EC崩壊170Er
171Tm1.92年β崩壊171Yb
172Tm2.65日β崩壊172Yb
173Tm β崩壊173Yb
174Tm β崩壊174Yb
175Tm β崩壊175Yb
176Tm β崩壊176Yb
177Tm β崩壊177Yb
178Tm β崩壊178Yb
179Tm β崩壊179Yb

安定核種に対し、質量数が大きすぎるまたは小さすぎる場合は複雑な崩壊となり、質量数が小さいと陽子放射、大きいと中性子放射が同時に起こることがある。

光ファイバー用の光増幅器の添加物として使われている。

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

1879(明治12)年、スウェーデンのクレーペは、当時純粋と考えられていた元素エルビウム中に、未知の二つの元素を発見した。そのうちの一つがこのツリウムで、もう一つはホルミウムであった。

具体的には、次のように単離されている。

元素名は、スカンジナビア半島の古い地名Thuleにちなんで付けられた。

  • 酸化ツリウム (Tm2O3) (12036-44-1)

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