通信用語の基礎知識 IPv4
戻る
参加者募集中

カリウム

辞書:科学用語の基礎知識 原子元素・名称編上 (NELEMN1)
読み:カリウム
外語:K: Kalium 学名 , Potassium 英語 , Kalium ドイツ語 , Potassium フランス語 , Potasio スペイン語 , Калий ロシア語 , بوتاسيوم アラビア語 , 大陸簡体 , 台灣正體 , kali/o エスペラント
品詞:名詞
2000/09/05 作成
2013/06/16 更新

1族アルカリ金属に属する銀白色の金属元素。

基本情報

一般情報

原子情報

  • 原子量: 39.0983(1)
  • 電子配置:
    • 1s2、2s2、2p6、3s2、3p6、4s1
    • [Ar]4s1
  • 電子殻: 2、8、8、1
  • 原子価: 1
  • 酸化数: 0、+1

物理特性

同位体

質量数は、32から56までが確認されており、その中に核異性体も存在する。安定同位体は二つある。

  • 39K
  • 41K
同位体核種天然存在比半減期崩壊崩壊後生成物
32K 陽子放射31Ar
32mK   
33K 陽子放射32Ar
34K 陽子放射33Ar
35K β+崩壊35Ar
36K β+崩壊36Ar
37K β+崩壊37Ar
38K β+崩壊38Ar
38m1K   
38m2K   
39K93.2581%安定核種(中性子数20)
40 K0.0117%12.7億年β崩壊40Ca
EC崩壊40Ar
β+崩壊40Ar
40mK   
41K6.7302%安定核種(中性子数22)
42K12.36時β崩壊42Ca
43K22.3時β崩壊43Ca
44K β崩壊44Ca
45K β崩壊45Ca
46K β崩壊46Ca
47K β崩壊47Ca
48K β崩壊48Ca
49K β崩壊49Ca
50K β崩壊50Ca
51K β崩壊51Ca
52K β崩壊52Ca
53K β崩壊53Ca
54K β崩壊54Ca
55K β崩壊55Ca
56K β崩壊56Ca

安定核種に対し、質量数が大きすぎるまたは小さすぎる場合は複雑な崩壊となり、質量数が小さいと陽子放射、大きいと中性子放射が同時に起こることがある。

反応

空気中では瞬時に酸化する。

と激しく反応して水素ガスを発生するため発火、爆発の危険がある。水に触れてはならないため、保管は常に鉱油中にて行なう。

水や二酸化炭素など一般的な消化剤と激しく反応するため、万一出火した場合でも水や二酸化炭素を用いてはならない。カリウムが存在する場合には、消防にその旨を伝えるべきである。

栄養

必須元素

カリウムは必須ミネラルの一つで、日本では概ね成人で2000mgを摂るべきとされる。

代謝、浸透圧や血液pH、血圧の維持、神経刺激の伝達、電位差の維持、水分保持など、体内では様々に使われている。

過剰摂取は危険

いわゆる「にがり」(塩化カリウム)などで簡単に摂取できる。

だが、カリウムは多すぎると心臓の働きを止めてしまうため、適量の摂取が必要である。

血管に注射すると、高カリウム血症で心停止を招き死亡する。薬殺などで使われる。

生成

カリウムは、宇宙において、より軽い元素から中性子捕獲によって生成されると考えられている。通常の核融合の経路にはないことから、恒星が超新星爆発する際のr過程にて合成されると考えられている。

地球で天然に産出するものは39K(93.3%)、40K(0.0117%)、41K(6.7%)の3同位体で、うち40Kは半減期12.7億年の放射性同位体である。

太陽と地球は約46億年前に誕生しているが、超新星爆発で生成された40Kはこの時に地球に取り込まれ、以降、12.7億年の半減期で量を減らしながらも、今も自然界に存在しているということになる。

適用法令

  • 毒物及び劇物取締法(別表第二)
  • 消防法(危険物の規制に関する政令)
    • 危険物 第三類(自然発火性物質) (金属カリウム)

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)
  • 規制値
    • 暴露許容濃度(TLV): 設定されていない

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

1807(文化4)年にイギリスのハンフリー・デービーによって発見された。

英語名Potassiumはデービーが命名した。由来は諸説あり、英語の海藻の灰potash、またはpot(鉄製のつぼ)+ashes(木の灰)からできたとされる。

ラテン語名Kaliumは1809(文化6)年にギルバート(Ludwig Wilhelm Gilbert)が命名した。これは、木炭から取れることから、アラビア語の灰(al-qali)から命名されたと言われている。

原子炉の冷却材などとして使われている。

関連するリンク
ICSC 国際化学物質安全性カード
用語の所属
元素
典型金属元素
アルカリ金属
関連する用語
過分極
脱分極

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.03 (16-May-2019)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club