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水銀

辞書:科学用語の基礎知識 原子元素・名称編中 (NELEMN5)
読み:すいぎん
外語:Hg: Hydrargyrum 学名 , Mercury 英語 , Quecksilber ドイツ語 , Mercure フランス語 , Mercurio スペイン語 , Ртуть ロシア語 , زئبق アラビア語 , 支那語(大陸・台湾) , Hidrarg/o エスペラント
品詞:名詞
2002/09/28 作成
2016/02/17 更新

銀白色の金属元素の一つ。金属元素中で唯一、常温で液体となる。

基本情報

一般情報

原子情報

  • 原子量: 200.59(2)
  • 電子配置:
    • 1s2、2s2、2p6、3s2、3p6、3d10、4s2、4p6、4d10、4f14、5s2、5p6、5d10、6s2
    • [Xe]4f14、5d10、6s2
  • 電子殻: 2、8、18、32、18、2
  • 原子価: 1、2
  • 酸化数: 0、+1、+2

物理特性

同位体

質量数は、171から210までが確認されており、その中に核異性体も存在する。安定同位体は7つあるが、全て長寿命放射性同位体であると考えられている。

  • 196Hg
  • 198Hg
  • 199Hg
  • 200Hg
  • 201Hg
  • 202Hg
  • 204Hg

崩壊の種類については一例。これとは異なる崩壊をすることもある。

同位体核種天然存在比半減期崩壊崩壊後生成物
171Hg   
172Hg   
173Hg   
174Hg   
175Hg α崩壊171Pt
176Hg α崩壊172Pt
177Hg α崩壊173Pt
β+崩壊177Au
178Hg α崩壊174Pt
β+崩壊178Au
179Hg α崩壊175Pt
β+崩壊179Au
180Hg β+崩壊180Au
α崩壊176Pt
181Hg β+崩壊181Au
α崩壊177Pt
182Hg β+崩壊182Au
α崩壊178Pt
183Hg β+崩壊183Au
α崩壊179Pt
184Hg β+崩壊184Au
185Hg β+崩壊185Au
186Hg β+崩壊186Au
187Hg β+崩壊187Au
188Hg β+崩壊188Au
189Hg β+崩壊189Au
190Hg β+崩壊190Au
191Hg β+崩壊191Au
191mHg β+崩壊191Au
192Hg EC崩壊192Au
193Hg β+崩壊193Au
193mHg β+崩壊193Au
IT崩壊193Hg
194Hg444年EC崩壊194Au
195Hg β+崩壊195Au
195mHg IT崩壊195Hg
β+崩壊195Au
196Hg0.15%安定核種(中性子数116)
197Hg2.706日EC崩壊197Au
197mHg IT崩壊197Hg
EC崩壊197Au
198Hg9.97%安定核種(中性子数118)
199Hg16.87%安定核種(中性子数119)
199mHg IT崩壊199Hg
200Hg23.10%安定核種(中性子数120)
201Hg13.18%安定核種(中性子数121)
202Hg29.86%安定核種(中性子数122)
203Hg46.612日β崩壊203Tl
204Hg6.87%安定核種(中性子数124)
205Hg β崩壊205Tl
206Hg8.15分β崩壊206Tl
207Hg β崩壊207Tl
208Hg β崩壊208Tl
209Hg   
210Hg   

辰砂(丹砂)という鉱物として産出する。この鉱物の主成分は硫化水銀(HgS)で、かつては塗料として使われていた(神社の鳥居の朱色など)。これを熱し、還元して水銀を得る。

また、いろいろな金属とアマルガムという合金(液体)を作るのが特徴で、その性質を利用して古くは金メッキ(金を水銀に溶かしてメッキしたいものに塗り、水銀を自然乾燥させる)などが行なわれていた。

熱膨張率が高いため温度計として用いたり、水銀電池水銀遅延線といった工業用途で用いられている。

しかし、水俣病などの公害病の原因となるなど、毒性の高い物質でもある。

安全性

適用法令

  • 毒物及び劇物取締法(別表第一)
  • RoHS指令(使用禁止物質)
  • 労働安全衛生法、労働安全衛生法施行令
    • 特定化学物質障害予防規則(別表第一)
      • 水銀、無機化合物(硫化水銀以外)を含有する製剤その他(含有量が重量の1%以下のものを除く)

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: 皮膚を刺激する
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: 水生生物に対して毒性が非常に強い

魚類で生物濃縮が起こることがある。

昔から存在が知られており、発見者は不明。

化学名Hydrargyrumは、古典ギリシャ語で「液状の銀」を意味する「ὑδράργυρος」(hydrárgyros)から付けられた。

英名Mercuryはローマ神話の商業の神メルクリウス/マーキュリーに由来する。これは、ギリシャ神話のヘルメス(Έρμῆς、Hermes)に相当する。

  • 塩化水銀(Ⅰ) (甘汞) (Hg2Cl2)
  • 塩化水銀(Ⅱ) (昇汞) (HgCl2)
  • 酸化水銀 (HgO)
  • 雷酸水銀 (Hg(ONC)2)
  • 硫化水銀 (HgS)
関連するリンク
ICSC 国際化学物質安全性カード
用語の所属
元素
典型金属元素
重金属
HG

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