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JIS X 0208-1983

辞書:通信用語の基礎知識 通信技術文字集合編 (CTCHRS)
読み:ジスエックスゼロにーゼロはち・いちきゅうはちさん
外語:JIS X 0208-1983 英語
品詞:固有名詞
2005/08/26 作成
2007/10/24 更新

JIS X 0208の1983(昭和58)年版。同規格初めての改訂版であり、第二次規格と呼ばれる。

当初はJIS C 6226-1983だったが、1987(昭和62)年にJISの情報部門(X)新設に伴い規格番号が変更され、JIS X 0208-1983となった。これは番号の変更のみで、内容に変更はない。

概要

JIS C 6226-1978に対して行なわれた最初の改定版。

字の追加、入れ替え、字形変更などが大規模に行なわれており、互換性が損なわれた。

旧JIS C 6226-1978と余りにも重大な仕様の差異があったことから、JIS C 6226-1978を旧JIS、JIS X 0208-1983を新JISと呼び区別するようになった。

第1水準漢字2,965文字、第2水準漢字3,388文字、非漢字524字で、合計6,877文字が収められている。

沿革

  • 1978(昭和53)年1月1日: JIS C 6226制定 (JIS C 6226-1978)
  • 1983(昭和58)年9月1日: JIS C 6226改正 (JIS C 6226-1983)
  • 1987(昭和62)年3月1日: JISの情報部門(X)新設に伴い規格番号変更、JIS C 6226-1983→JIS X 0208-1983

他のISO登録状況

ISO-IR 87として登録されている。

ISO-IR 87のISO/IEC 2022におけるエスケープシーケンスは次のとおり。

  • G0: ESC 2/4 4/2
  • G1: ESC 2/4 2/9 4/2
  • G2: ESC 2/4 2/10 4/2
  • G3: ESC 2/4 2/11 4/2

JIS C 6226-1978との差異

差異は次の通りである。

  • 71文字の追加(記号39字、罫線32字)
  • 22組44文字を、第1水準第2水準で入れ換える
  • 4文字の字形を変更し、従来の字形を第2水準へ移動
  • 約300字の字形・字体の変更

追加

JIS C 6226-1978に対する文字の追加は、記号39字、罫線32字である。

追加された記号は次の39字で、2区に配置された。

∧∨¬⇒⇔∠⊥⌒∇≡≪≫√∽∬Å♯♭♪

罫線文字もPC-9801などで頻用されていたことからJIS規格としても追加することになったが、その種類は必要最小限で数は少なく、また当時の業界標準だったPC-9801のものとはコードポイントが異なり8区に置かれた。追加された罫線は次の32字。

─│┌┐┘└├┬┤┴┼━┃┏┓┛┗┣┳┫┻╋┠┯┨┷┿┝┰┥┸╂

入れ換え

文字の入れ換えは、22組44文字について、第1水準と第2水準の間で行なわれた。

基準は、本字を第2水準、簡略字を第1水準とするものである。該当する文字は次の通り(左がJIS83の第1水準/JIS78の第2水準であり、右がJIS83の第2水準/JIS78の第1水準である)。

  • 鯵 鰺
  • 鴬 鶯
  • 蛎 蠣
  • 撹 攪
  • 竃 竈
  • 潅 灌
  • 諌 諫
  • 頚 頸
  • 砿 礦
  • 蕊 蘂
  • 靭 靱
  • 賎 賤
  • 壷 壺
  • 砺 礪
  • 梼 檮
  • 涛 濤
  • 迩 邇
  • 蝿 蠅
  • 桧 檜
  • 侭 儘
  • 薮 藪
  • 篭 籠

字形の変更と追加

漢字文字は4字が追加された。実際には単なる追加ではなく、第1水準の字形を変更した上で、従来の字形を第2水準に移動した。

移動先は、符号位置としては84区01点〜04点と、第2水準の最後の方となっている。

変更された字第2水準に移動した字
JIS文字文字JIS
36467421
4B6A7422
4D5A7423
60767424

例示字体の変更

例示字体の変更は、具体的には簡略体へと書体変更を行なった。

変更は約300字である。一説では254文字、他説では294文字、JIS X 0208:1997では300字とされている。微妙な字もあるため、明確な字数は定かではなく、研究者により様々な字数が出されている。そして、その変更は、包摂基準を超えるものも存在した。

字形変更の代表としては「鷗」が「鴎」に変更になり、「森鷗外」の名が正字で書けなくなったことで話題を呼んだ。

ここで字形・字体が変わった文字のうち、31文字がJIS X 0212JIS X 0213で復活している。

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