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木星

辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体名太陽系編 (USTLNSS)
読み:もくせい
外語:Jupiter 英語 , Jupiter/o エスペラント
品詞:固有名詞
2002/11/02 作成
2011/06/05 更新

太陽系の第5惑星。太陽系の惑星中、最大。木星型惑星の代表。

太陽金星に次ぎ、火星と共に全天で四番目に明るく見える天体である。

基本情報

衛星

その質量由来の大引力により、多くの衛星を持っているのも特徴である。

2011(平成23)年現在65個の衛星(不確実なものを1個含む)が確認され、うち2007(平成19)年4月現在名前が付いた衛星は49個である。

衛星の名前の多くは、木星すなわちローマ神話のジュピター(ギリシャ神話ゼウス)の、その恋人の名から取られている。

以下の表について、距離や半径、質量については、研究が進むにつれ、変更が加わる可能性がある。

衛星一覧表

番号衛星名距離半径質量発見者
(Mm)(km)(kg)
16S/1979 J 3メティス (Metis)128229.56×1016サイノット1979
15S/1979 J 1アドラステア (Adrastea)12981.91×1016ジェウィット1979
5 アマルテア (Amalthea)181847.17×1018バーナード1892
14S/1979 J 2テーベ (Thebe)222497.77×1017サイノット1979
1 イオ (Io)42218218.94×1022ガリレオ1610
2 エウロパ (Europa)67115614.80×1022ガリレオ1610
3 ガニメデ (Ganymede)107026311.48×1023ガリレオ1610
4 カリスト (Callisto)188324101.08×1023ガリレオ1610
18S/2000 J 1テミスト (Themisto)75075 S.S.Sheppard2000
13 レダ (Leda)1116595.68×1015コワール1974
6 ヒマリア (Himalia)11460929.56×1018ペリネ1904
10 リシテア (Lysithea)11717197.77×1016S.B. Nicholson1938
7 エララ (Elara)11740397.77×1017ペリネ1905
 S/2000 J 11 125552 S.S.Sheppard2000
46S/2003 J 20カルポ (Carpo)17056  S.S.Sheppard2003
 S/2003 J 3 18339  S.S.Sheppard2003
 S/2003 J 12 19002  S.S.Sheppard2003
34S/2001 J 10エウポリエ (Euporie)193021 S.S.Sheppard2001
40S/2003 J 21ムネーメ (Mneme)20494   2003
 S/2003 J 18 20700  S.S.Sheppard2003
45S/2003 J 6ヘリケ (Helike)20979  S.S.Sheppard2003
 S/2003 J 16 21000  S.S.Sheppard2003
33S/2001 J 7エウアンテ (Euanthe)210271.5 S.S.Sheppard2001
22S/2000 J 5ハルパリケ (Harpalyke)211052 S.S.Sheppard2000
27S/2000 J 7プラクシディケ (Praxidike)211473.5 S.S.Sheppard2000
35S/2001 J 9オルトシエ (Orthosie)211681 S.S.Sheppard2001
30S/2001 J 3ヘルミッペ (Hermippe)212522 S.S.Sheppard2001
24S/2000 J 3イオカステ (Iocaste)212692.5 S.S.Sheppard2000
12 アナンケ (Ananke)21276143.82×1016S.B. Nicholson1951
29S/2001 J 2ティオネ (Thyone)213122 S.S.Sheppard2001
 S/2003 J 15 220001 S.S.Sheppard2003
 S/2003 J 17 220001 S.S.Sheppard2003
44S/2003 J 11カリコレ (Kallichore)223951 S.S.Sheppard2003
 S/2003 J 9 224420.5 S.S.Sheppard2003
 S/2003 J 19 228101 S.S.Sheppard2003
38S/2001 J 6パシテエ (Pasithee)230291 S.S.Sheppard2001
43S/2002 J 1アーケ (Arche)230641.5 S.S.Sheppard2002
37S/2001 J 8カレ (Kale)231241 S.S.Sheppard2001
21S/2000 J 10カルデネ (Chaldene)231792 S.S.Sheppard2000
26S/2000 J 6イソノエ (Isonoe)232172 S.S.Sheppard2000
32S/2001 J 4エウリドメ (Eurydome)232191.5 S.S.Sheppard2001
 S/2003 J 4 232581 S.S.Sheppard2003
25S/2000 J 4エリノメ (Erinome)232791.5 S.S.Sheppard2000
20S/2000 J 9タイゲテ (Taygete)233602.5 S.S.Sheppard2000
11 カルメ (Carme)23404239.56×1016S.B. Nicholson1938
31S/2001 J 11アイトネ (Aitne)235471.5 S.S.Sheppard2001
23S/2000 J 2カリケ (Kalyke)235832.5 S.S.Sheppard2000
8 パシファエ (Pasiphae)23624301.91×1017メロッテ1908
19S/2000 J 8メガクリテ (Megaclite)238063 S.S.Sheppard2000
41S/2003 J 7アエーデ (Aoede)238082 S.S.Sheppard2003
36S/2001 J 5スポンデ (Sponde)238081 S.S.Sheppard2001
9 シノーペ (Sinope)23939197.77×1016S.B. Nicholson1914
48S/2003 J 13キュレーネ (Cyllene)240001 S.S.Sheppard2003
 S/2003 J 5 240842 S.S.Sheppard2003
17S/1999 J 1カリロエ (Callirrhoe)241024 アリゾナ大学1999
28S/2001 J 1アウトノエ (Autonoe)241222 S.S.Sheppard2001
 S/2003 J 10 242501 S.S.Sheppard2003
39S/2003 J 8ヘゲモネ (Hegemone)245141 S.S.Sheppard2003
47S/2003 J 1エウケラデ (Eukelade)245572 S.S.Sheppard2003
49S/2003 J 14コレー(Kore)250001 S.S.Sheppard2003
 S/2003 J 2 285701 S.S.Sheppard2003
42S/2003 J 22テルクシノエ (Thelxinoe) 2 S.Sheppard他2003
 S/2003 J 23    S.S.Sheppard2003
 S/2010 J 1    ブリティッシュコロンビア大学2010
 S/2010 J 2    C. Veillet2010

構成成分

大気

木星は、冥王星含む他の惑星等の合計の2倍という大質量惑星でありながら、密度は地球の1/4以下、水の1.3倍程度しかない。

木星大気の成分は、水素が90%、ヘリウムが10%とされる。

この他、液体水素アンモニアなどを成分とする雲が観測されている。

地殻の構造

中心には地球の質量の10〜15倍程度、半径1万kmの岩石質の核があり、核の上には液体金属水素、液体水素の層があり、その上に大気層がある。

表面から順に、次のようになる。

  1. 大気層(厚さ約100km)
  2. 液体分子状の水素層(厚さ約2万km)
  3. 液体金属状の水素層(厚さ約4万km)
  4. や珪酸塩の岩石質の中心核(半径約1万km)

内部の状態

まず大気層を降りると、圧力のため液体状になった水素層がある。その底では圧力が300万気圧に達すると考えられている。

その下には、圧力で液体金属状に変化した水素層がある。その底では圧力は3600万気圧、温度は約2万度に達すると考えられている。

そして、更にその下に岩石質の中心核がある。

このように内部は高圧であるため水素気体として存在できず、液体となる。実際に木星大気下が液体であることは重力場などの測定によって確かめられている。

また液体金属水素は荷電粒子で構成され、電気伝導体として木星磁場の主因となっている。

このような構造のため、木星には「地面」に相当するものは無い。

現象

木星における最も有名かつ顕著な現象に大赤斑がある。

木星は地球の10倍以上という巨大磁場を持っていて、その磁気圏は650Gm以上で、一つ外側をまわる土星の軌道を超える広さに広がっている。そして木星周辺には地球のバン・アレン帯に似た、しかし地球以上に激しい、木星磁場に取られられた高エネルギー粒子の帯が存在している。

発見者

木星の存在は古くより知られており、発見者は不明。

名前

英名Jupiter(ジュピター)は、ローマ神話の神々の王で天の支配者ジュピターまたはユピテル(Jove)に由来する。

これはギリシャ神話ゼウス(Zeus)に相当する。

用語の所属
太陽系
惑星
太陽系の惑星
木星型惑星
関連する用語
環 (天体)
大赤斑

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