銀白色の金属元素の一つ。
| 同位体 | 天然存在比 | 半減期 | 崩壊の種類 | 崩壊後生成物 |
|---|---|---|---|---|
| 146Gd | ‐ | 48.27日 | EC崩壊 | 146Eu |
| β+崩壊 | 146Eu | |||
| 147Gd | ‐ | 1.586日 | EC崩壊 | 147Eu |
| β+崩壊 | 147Eu | |||
| 148Gd | ‐ | 74.6年 | α崩壊 | 144Sm |
| 149Gd | ‐ | 9.28日 | EC崩壊 | 149Eu |
| β+崩壊 | 149Eu | |||
| α崩壊 | 145Sm | |||
| 150Gd | ‐ | 179万年 | α崩壊 | 146Sm |
| 151Gd | ‐ | 124日 | EC崩壊 | 151Eu |
| α崩壊 | 147Sm | |||
| 152Gd | 0.20% | 108兆年 | α崩壊 | 148Sm |
| (2β+崩壊) | 152Sm | |||
| 153Gd | ‐ | 241.6日 | EC崩壊 | 153Eu |
| 154Gd | 2.18% | 安定核種(中性子数90) | ||
| 155Gd | 14.80% | 安定核種(中性子数91) | ||
| 156Gd | 20.47% | 安定核種(中性子数92) | ||
| 157Gd | 15.65% | 安定核種(中性子数93) | ||
| 158Gd | 24.84% | 安定核種(中性子数94) | ||
| 160Gd | 21.86% | >3.1×1019年 | ||
| 161Gd | ‐ | 3.6分 | (2β−崩壊) | 161Dy |
1794(寛政6)年、ヨハン・ガドリン(Johan Gadolin)によりストックホルム近郊のイッテルビー村で採取された鉱物から発見された。後にこの鉱物はガドリン石と呼ばれるようになり、またガドリンはこの元素にイットリアと命名した。但し、このイットリアは実際には純粋ではなく、その後の研究により、最終的には九種類もの希土類元素が含まれていた。
またこれとは別に、当時一つの元素だと考えられていたジジミウムも、実は混合物であった。こうして、このジジミウムから次々と元素が単離されていった。
スイスの化学者マリニャックは、1880(明治13)年に元素を発見した。1886(明治19)年、フランスのボアボードランにより、この元素が未知の元素であることが見いだされた。
元素名は、希土類元素を発見したガドリンにちなむ。ボアボードランはガドリンの功績を讃え、この名を命名した。
具体的には、次のように単離されている。ジジミウムの系統樹は次のとおり。
イットリアの系統樹は次のとおり。