14(古い属名で4B)族に属する半金属元素。
安定同位体は二つある。
| 同位体 | 天然存在比 | 半減期 | 崩壊の種類 | 崩壊後生成物 |
|---|---|---|---|---|
| 10C | ‐ | 19.255秒 | β+崩壊 | 10B |
| 11C | ‐ | 20.39分 | β+崩壊 | 11B |
| EC崩壊 | 11B | |||
| 12C | 98.90% | 安定核種(中性子数6) | ||
| 13C | 1.10% | 安定核種(中性子数7) | ||
| 14C | 1.2×10−10% | 5730年 | β−崩壊 | 14N |
| 15C | ‐ | 2.449秒 | β−崩壊 | 15N |
| 16C | ‐ | 747m秒 | β−崩壊 | 16N |
単体では、ダイアモンド、黒鉛(グラファイト)として存在する。化合物としては蛋白質を始めとした全ての有機物に含まれている。
他に結晶構造を持たない無定型炭素(アモルファス炭素)や、球状あるいはチューブ状に結合したフラーレンがある。
同素体のフラーレンはナノカーボン素材として使われている。最初に発見されたのはC60で、サッカーボールの形をしている。
CAS番号は99685-96-8や131159-39-2などが確認されており、炭素数で分類されている。
放射性元素である炭素14(14C)を用いた年代測定がよく使われている。
なお、炭素の半減期は約5730年であるが、炭素法では国際的取り決めにより半減期5568年として計算することになっている。
古くから存在は知られていたが、元素として考えられるようになったのは18世紀から。
名前の由来は、ラテン語で木炭や炭を意味する "carbo" から。
炭素は、オキソ酸として炭酸(H2CO3)を作る。炭酸は単離できないが、様々な塩を作る。
炭酸はpHによってどのような状態にあるかが概ね決まり、pH6.5付近を境に、酸性側では炭酸、アルカリ側では炭酸水素イオン(HCO3−)となる。強アルカリでは炭酸イオン(CO32−)になる。