ラドン

読み:ラドン
外語:Rn: Radon , radon/o エスペラント
品詞:名詞,@物質

18(古い属名で0)族の希ガス族に属する、無色の非金属元素。元素記号Rn。原子番号86。原子量[222]。融点−71℃、沸点−61.8℃。密度4.40g/cm3(−62℃)。CAS番号10043-92-2、ICSC番号1322。

放射性元素。安定した同位体は存在しない。最長寿命の核種は222Rnで、半減期は3.82日。222Rnは226Raのα崩壊によって生成し、空気中や地下水中にごく微量含まれる。

放射性物質とか放射能とか聞くと目の色を変える日本人も、ラドン温泉と聞けば放射性物質と知りながら喜んで入浴するのは、まさに東洋の神秘である。入浴や飲用で何が起こるかは改めて言うまでもないが、温泉自体の線量は弱いので、今のところ放射線障礙などに関する報告はない。

曰く、微量の放射線被曝により新陳代謝が促進され、疾病への抵抗力増強などの効果があり、延いてはリウマチや通風などに効くとされるが、実際の効能についての学術的な論拠はない。

1898(明治31)年にドイツの科学者Friedrich Ernst Dorn(フリートリッヒ・エルンスト・ドルン)がラジウムの崩壊の研究中に発見した。そこでラテン語で輝きを意味するnitonとRadium(ラジウム)からRadonと命名された。